ハイドン(ヨーゼフ=) (1732〜1809)オーストリアの作曲家。とくに古典派交響(こてんはこうきょう)曲の典型(てんけい)をつくりだしたことで知られ,『告別(こくべつ)』『驚愕(きょうがく)』『時計』『軍隊(ぐんたい)』『ロンドン』などの愛称(あいしょう)をもつ作品が有名で,「交響(こうきょう)曲の父」と称(しょう)された。ほかに『雲雀(ひばり)』『皇帝(こうてい)』などの弦楽四重奏(げんがくしじゅうそう)曲,ピアノソナタ,『天地創造(そうぞう)』『四季(しき)』で知られるオラトリオやミサ曲などがあり,後世に影響(えいきょう)をあたえた。