はいのう【胚のう】 種子(しゅし)植物の胚珠(はいしゅ)の中にあって,卵細胞(らんさいぼう)をふくむ組織(そしき)。胚珠(はいしゅ)内で胚(はい)のう母細胞(ぼさいぼう)が減数分裂(げんすうぶんれつ)して,4個(こ)の娘細胞(むすめさいぼう)となり,3個(こ)は退化(たいか)して,のこりの1個(こ)が胚(はい)のう細胞(さいぼう)となってさらに分裂(ぶんれつ)して胚(はい)のうを形成(けいせい)する。裸子(らし)植物ではこれに造卵器(ぞうらんき)がつく。◇雌性配偶(しせいはいぐう)体にあたる。