*はいはんちけん【廃藩置県】 1871(明治(めいじ)4)年,明治政府(めいじせいふ)が江戸幕府(えどばくふ)以来(いらい)の藩(はん)を廃止(はいし)して府(ふ)県に統一(とういつ)したこと。版籍奉還(はんせきほうかん)後も旧藩主(きゅうはんしゅ)が知藩事(ちはんじ)となり,封建制度(ほうけんせいど)が存続(そんぞく)していたのをあらため,中央集権体制(しゅうけんたいせい)を強化しようとして行われた。地方は3府(ふ)302県となり,知藩事(ちはんじ)に代わって府(ふ)知事・県令(けんれい)(のちの県知事)が中央から派遣(はけん)された。この結果(けっか),天皇(てんのう)を中心とする中央集権(しゅうけん)国家の統治基盤(とうちきばん)が確立(かくりつ)した。◇この年さらに,府(ふ)県を統合(とうごう)して3府(ふ)72県とした(1890年には3府(ふ)43県)。 年代暗記 廃藩置県(はいはんちけん)…言わない(1871)で廃藩置県(はいはんちけん)