*はいほう【肺胞】 哺乳類(ほにゅうるい)などの肺(はい)にある無数(むすう)の小部屋。哺乳類(ほにゅうるい)の肺(はい)は,気管支(きかんし)が分枝(ぶんし)をくりかえして,その末端(まったん)がガス交換(こうかん)を行う小部屋につづいている。これが肺胞(はいほう)で,その表面には,毛細血管(けっかん)が網(あみ)のように分布(ぶんぷ)し,ガス交換(こうかん)を容易(ようい)にしている。肺胞(はいほう)が多数あることにより,呼吸面積(こきゅうめんせき)はたいへん大きくなり,成人(せいじん)では100m2にも達(たっ)する。