はかいかつどうぼうしほう【破壊活動防止法】 暴力主義的(ぼうりょくしゅぎてき)な破壊(はかい)活動を行った団体(だんたい)を規制(きせい)するための法律(ほうりつ)。略称(りゃくしょう)は破防法(はぼうほう)。1952(昭和27)年制定(せいてい)。内乱(ないらん)・外患(がいかん)などの教唆(きょうさ)やその扇動(せんどう),もしくはその正当性(せい)を主張(しゅちょう)した文書の頒布(はんぷ)・掲示(けいじ)と,政治(せいじ)上の主義(しゅぎ)・施策(しさく)を推進(すいしん)・支持(しじ)する目的(もくてき)で騒擾(そうじょう),放火,列車の往来危険(おうらいきけん)や転覆(てんぷく),殺人(さつじん)などの行為(こうい)を教唆(きょうさ)・扇動(せんどう)するまでがふくまれる。◇このため,日本国憲法(けんぽう)が保障(ほしょう)する権利(けんり)との抵触(ていしょく)が指摘(してき)され,この法律(ほうりつ)自身の運用について濫用防止規定(らんようぼうしきてい)をもうけている。