パークス(ローザ=) (1913〜2005)アメリカ公民権(こうみんけん)運動の母。アラバマ州生まれ。1955年バスの座席(ざせき)を白人にゆずらなかったために逮捕(たいほ)され,有罪判決(ゆうざいはんけつ)を受ける。これを機(き)に,キング牧師(ぼくし)の指導(しどう)のもと,「バス・ボイコット運動」が始まる。1956年,合衆国連邦最高裁判所(がっしゅうこくれんぽうさいこうさいばんしょ)が「差別(さべつ)は違憲(いけん)」との判決(はんけつ)を下し,長い間差別(さべつ)に苦しめられていた南部の黒人たちに,勇気(ゆうき)と希望(きぼう)をあたえた。パークスは,キング牧師(ぼくし)が暗殺(あんさつ)された後も,かれの意思をつぎ,公民権(こうみんけん)運動を積極的(せっきょくてき)におしすすめた。