バクテリオファージ 細菌(さいきん)の細胞(さいぼう)内で増殖(ぞうしょく)するウイルス。別名細菌(べつめいさいきん)ウイルス。DNAファージとRNAファージがみとめられ,大きさはともに10〜100nm(ナノメートル)で,オタマジャクシ状(じょう)で頭部と尾部(びぶ)に分かれる。頭部には核酸(かくさん)があり,周囲(しゅうい)がタンパク質(しつ)でかこまれている。尾部(びぶ)で泳ぎ,特定(とくてい)の細菌(さいきん)にだけとりつく。吸着(きゅうちゃく)すると核酸(かくさん)のみが注入され,細菌(さいきん)内で自己増殖(じこぞうしょく)を行う。コーチ 最近(さいきん)では,微生物遺伝(びせいぶついでん)学の研究材料(ざいりょう)として用いられている。