ハコネサンショウウオ 本州・四国・九州の山岳地帯(さんがくちたい)にすみ,東北地方では海岸に近い山地でも見られるサンショウウオの一種(いっしゅ)。やや胴長(どうなが)で,目がとびだしている。食物は水生昆虫(こんちゅう)の幼虫(ようちゅう)や成虫(せいちゅう),クモ類(るい)または小型(こがた)の貝類(るい)や小魚である。外敵(がいてき)はネズミやヘビ,マスなどである。産卵(さんらん)場所は他のサンショウウオと異(こと)なり,谷川の階段状(かいだんじょう)になった水の落ち口にある岩石などの下面で,外から見えない。産卵(さんらん)期は5〜8月。全長(ぜんちょう):12〜18cm。(両生類(りょうせいるい) サンショウウオ目 サンショウウオ科)