イタリアの首都ローマの市内にある世界最小の独立国。元首はローマ法王。ローマ7丘の1つ,バチカン丘をしめる。カトリック教会の総本山で,法王庁があり,法王が統治。サン=ピエトロ広場以外は城郭にかこまれ,バチカン宮殿・サン=ピエトロ大聖堂などがある。1377年,アビニョンから復帰した法王聖座がバチカン宮殿におかれて以後,法王庁の本拠地となった。1929年にイタリアとのラテラノ条約により独立。面積:0.4km2,人口:921人。
国名の由来
ローマの7つの丘の1つバチカン丘(神託の丘の意)にちなむ。
国旗の由来
中央に法王の冠と「新約聖書」マタイ伝16章「ペテロの鍵」。黄と白は古くから法王庁の衛兵の帽章の色からきたともいう。
コーチ
国の財源は,イタリア政府から提供された基金,世界各国の信徒からの献金のほか観光・不動産・切手収入など。