ハチャトゥリャン(アラム=) (1903〜1978)ロシアの作曲家。少年時代から民族(みんぞく)音楽に親しみ,モスクワ音楽院で作曲を学んだ。1930年代に本格的(ほんかくてき)に作曲活動をはじめ,ピアノ協奏(きょうそう)曲やバイオリン協奏(きょうそう)曲で名声を得(え)る。作風は,アルメニアの民族(みんぞく)音楽も素材(そざい)に,強烈(きょうれつ)なリズムで生命感あふれるものである。舞踏(ぶとう)組曲『ガイーヌ』のなかの『剣(つるぎ)の舞(まい)』が有名。