はつえんりゅうさん【発煙硫酸】 97〜98%の濃硫酸(のうりゅうさん)に三酸化硫黄(さんさんかいおう)を多量(たりょう)に吸収(きゅうしゅう)させたもの。発生する三酸化硫黄(さんさんかいおう)の蒸気(じょうき)のため,空気中でつねに白煙(はくえん)を生ずる。ふつう,三酸化硫黄(さんさんかいおう)の含有量(がんゆうりょう)が25%程度(ていど)のものがつくられ,染料(せんりょう)・酸化剤(さんかざい)・火薬・薬品工業などに用いられる。