1929年,アメリカ合衆国のハッブルが発見した銀河の後退速度は距離に比例するという法則。銀河の光や電波のスペクトル線は,一般に赤方偏移(波長の長いほうへのずれ)を示し,その赤方偏移は銀河の距離に比例する。赤方偏移は銀河が観測者から遠ざかることによっておこるので,その赤方偏移の大きさは銀河の後退速度に比例する。そこで,銀河の後退速度をV, 銀河までの距離をR とすると,ハッブルの法則は V = HR となり,H をハッブル定数という。
コーチ
クエーサーには光の速度の90%
以上の速度で遠ざかっているものもある。