*はな【鼻<生物学>】 脊椎(せきつい)動物がにおいを感じとる感覚器(かんかくき)。呼吸器官(こきゅうきかん)の1つでもある。鼻の奥(おく)の鼻(び)こう(鼻(び)くう)とよばれる空所の上部に受容(じゅよう)体としての嗅細胞(きゅうさいぼう)(臭細胞(しゅうさいぼう))があり,これが空中をただよう化学物質(ぶっしつ)の粒子(りゅうし)の刺激(しげき)を受けると,その刺激(しげき)の信号(しんごう)が嗅神経(きゅうしんけい)(臭神経(しゅうしんけい))を通じて大脳(だいのう)に送られ,においとして感じる。鼻は外鼻孔(びこう)で外界に通じ,両生類(りょうせいるい)以上(いじょう)の脊椎(せきつい)動物ではのどや口に通じる内鼻孔(びこう)もある。