南北アメリカ大陸をつなぐパナマ地峡に位置する国。政体は共和政で,元首は大統領。首都パナマシティ。山がちで,カリブ海側は雨量が多く,太平洋側は比較的乾燥している。経済はパナマ運河やコロンの自由貿易地帯などからの収入に大きく依存する。米・トウモロコシ・コーヒー・カカオ・バナナなどを産し,森林資源が豊富。1903年,アメリカ合衆国の支援によりコロンビアから独立。合衆国に対して幅16kmの運河地帯の永久租借権をみとめた。1977年新条約により,1999年末に返還された。政情は不安定。面積:7.5万km2,人口:352万。
国名の由来
インディオのクナ語で「魚の豊富なところ」を意味する語からくる。
国旗の由来
アメリカの介入で独立したため,星条旗と同じ青・白・赤を使用。青は保守党,赤は自由党を象徴する色で,星は両党の協調,国民の団結を表す。