*バブルけいざい【バブル経済】 経済(けいざい)の実力以上(いじょう)に株(かぶ)や土地の価格(かかく)が泡(あわ)のようにふくれあがった経済状態(けいざいじょうたい)をいう。1985年のプラザ合意によって円高になり,円高不況(ふきょう)の対策(たいさく)として公定歩合が引きさげられ金利(きんり)も低(ひく)くなったことから,銀行などの金融機関(きんゆうきかん)にだぶついた金は株(かぶ)や土地の投棄(とうき)に流れた。そのため株価(かぶか)や土地は高騰(こうとう)し,そのことによる資産(しさん)の増加(ぞうか)も手つだって個人消費(こじんしょうひ)も活発になった。しかし,1980年代後半から始まったこの大型(おおがた)好景気(こうけいき)は,1989年12月に株価(かぶか)が史上最高値(しじょうさいたかね)を記録(きろく)した後,急激(きゅうげき)に暴落(ぼうらく)し,1990年代初(はじ)めに崩壊(ほうかい)した。