はらだかい【原田甲斐】 (1619〜1671)甲斐(かい)は通称(つうしょう)で本名は宗輔(むねすけ)。江戸(えど)時代の武士(ぶし)。仙台藩(せんだいはん)の重臣(じゅうしん)。伊達騒動(だてそうどう)の当事者の一人。仙台藩伊達(せんだいはんだて)家でおこったお家騒動(そうどう),いわゆる「伊達騒動(だてそうどう)」を描(えが)いた山本周五郎(やまもとしゅうごろう)の小説(しょうせつ)『樅(もみ)の木は残(のこ)った』に主人公として描(えが)かれ,その後映画(えいが)やテレビドラマにもなって,広く知られるようになった。伊達騒動解決(だてそうどうかいけつ)のため,江戸(えど)で大老(たいろう)・酒井忠清邸(さかいただきよてい)に召喚(しょうかん)された際(さい),仙台藩家臣(せんだいはんかしん)と斬(き)り合って負傷(ふしょう)し,死亡(しぼう)した。