バラモンきょう【バラモン教】 古代インドの宗教(しゅうきょう)。カーストの最高位(さいこうい)にあるバラモン(僧侶(そうりょ)階級)を中心に,紀元(きげん)前5世紀(せいき)までに発達(はったつ)した。自然崇拝(しぜんすうはい)の多神教で『ベーダ』を根本の経典(きょうてん)として,カースト制(せい)社会のしくみをつくりあげた。のちに一時おとろえたが,土着の信仰(しんこう)とむすびついてヒンドゥー教として復活(ふっかつ)した。