ハンセンびょう【ハンセン病】 らい菌(きん)によっておこる感染症(かんせんしょう)。かつては,らい,あるいはレプラと呼(よ)ばれ差別(さべつ)された。潜伏(せんぷく)期が数年〜20年と長いが,感染(かんせん)力は弱い。皮膚(ひふ)・粘膜(ねんまく)・神経(しんけい)がおかされ,進行すると内臓(ないぞう)もおかされる。熱帯(ねったい)・亜熱帯(あねったい)地方に多い。◇かつてはなおりにくい病気とされていたが,現在(げんざい)では薬によって完全(かんぜん)になおせるようになった。