ばんだいなごんえことば【伴大納言絵詞】 平安時代後期の代表的(だいひょうてき)絵巻物(えまきもの)。「とものだいなごんえことば」ともいう。866年の大納言(だいなごん)伴善男(とものよしお)の陰謀事件(いんぼうじけん)を題材(だいざい)とし,応天門(おうてんもん)の放火から流罪(るざい)になるまでを3巻(かん)にえがいている。画面の登場人物は生き生きとえがかれ,歴史絵巻物(れきしえまきもの)の傑作(けっさく)である。常盤光長(ときわみつなが)の作と推定(すいてい)される。国宝(こくほう)。