ひえだのあれ【稗田阿礼】 (7〜8世紀(せいき)ごろ)飛鳥(あすか)時代の下級役人。記憶(きおく)力にすぐれた人で,天武天皇(てんむてんのう)に命じられて帝紀(ていき)(皇室(こうしつ)の系図(けいず))と旧辞(きゅうじ)(神話・伝承(でんしょう))を暗誦(あんしょう)。これを元明天皇(げんめいてんのう)のときに太安万侶(おおのやすまろ)に記録(きろく)させ,『古事記(こじき)』ができあがった。