(1881〜1973)スペインの画家。パリにでてはじめは風俗画をかいていたが,このころを青い色を基調とした「青の時代」という。やがて明るい桃色を使った「桃色の時代」をへて,アフリカの彫刻の影響を受けた時代,そして1910年ごろからはブラックらとともに立体主義(立体派)をおこし,さらに超現実主義の影響を受けた作品もかくなど作風を変化させながら,つねに20世紀絵画の先頭に立ってきた。絵画ばかりでなく,彫刻・陶器のほか舞台装置・版画・ポスターなどもてがけた。◇平和運動にも深い関心をよせ,大作の「ゲルニカ」「戦争と平和」などの作品を発表している。