ビゼー(ジョルジュ=) (1838〜1875)フランスの作曲家。父は声楽教師(きょうし),母はピアノ奏者(そうしゃ)という家庭に育ち,早くから音楽教育をうけ,9歳(さい)でパリ音楽院に入学。1857年ローマ大賞(たいしょう)を受け,イタリアに留学(りゅうがく)。帰国後,歌曲作曲家として立ち,オペラ『カルメン』で,国民歌劇(こくみんかげき)の典型(てんけい)をつくった。劇的(げきてき)な迫力(はくりょく)と軽快(けいかい)な律動(りつどう)が特徴(とくちょう)。ほかに,オペラ『真珠採(しんじゅと)り』,組曲『アルルの女』など。