ひぞう【ひ臓】 横隔膜(おうかくまく)の下,胃(い)の左後方にあるリンパ系器官(けいきかん)。胎生(たいせい)期には主として赤血球をつくるが,生後は逆(ぎゃく)に赤血球や血小板を破壊(はかい)し,ヘモグロビンを鉄とヘマチンに分解(ぶんかい)する。一方,リンパ球をつくり,同時にこれを貯蔵(ちょぞう)する。また,抗菌抗異物(こうきんこういぶつ)作用をもつほか,血液(けつえき)の貯蔵(ちょぞう)も行う。