ひのまる【日の丸】 日本の国旗(こっき)。日章旗(き)ともいう。古くから軍扇(ぐんせん)に使われ,江戸幕府(えどばくふ)は城米廻船(じょうまいかいせん)の船印(ふなじるし)に用いた。幕末(ばくまつ)になり対外的(たいがいてき)に日本の国旗(こっき)が必要(ひつよう)になり,1854(安政(あんせい)1)年,「白地日の丸」を日本総船印(そうふなじるし)と定め,明治政府(めいじせいふ)も1870(明治(めいじ)3)年の太政官(だじょうかん)布告(ふこく)の商船規則(きそく)で,日本船にかかげる国旗(こっき)とした。その後,日の丸は国旗(こっき)として定着していったが,法的(ほうてき)なよりどころとしては商船規則(きそく)による慣例的(かんれいてき)なあつかいでしかなかったので,1999(平成(へいせい)11)年,国旗及(こっきおよ)び国歌に関(かん)する法律(ほうりつ)が定められ,日の丸は日本の正式な国旗(こっき)となった。