*ひゃくしょういっき【百姓一揆】 江戸(えど)時代の百姓(ひゃくしょう)の反抗(はんこう)運動。重い年貢(ねんぐ),村役人の不正(ふせい),専売制(せんばいせい)の実施(じっし)などがおもな原因(げんいん)で,とくに中期ごろから激化(げきか)した。初期(しょき)には村の名主(なぬし)たちが領主(りょうしゅ)に直訴(じきそ)する形が多かったが,中期ごろから農民(のうみん)が大規模(きぼ)に立ちあがって反抗(はんこう)するようになり,末期(まっき)にはまずしい農民(のうみん)たちが領主(りょうしゅ)のほか,村役人や地主まで攻撃(こうげき)するようになった。コーチ 百姓一揆(ひゃくしょういっき)は18世紀(せいき)前半の享保(きょうほう)の改革(かいかく)のころから増加(ぞうか)し,天明(てんめい)・天保(てんぽう)年間に急増(きゅうぞう)している。これは,ききんなどが大きな要因(よういん)になっている。