ビャクダン【<白檀>】 熱帯各地(ねったいかくち)で栽培(さいばい)もされる常緑(じょうりょく)小高木。ほかの木の根に寄生(きせい)する。葉は対生。花は枝(えだ)先に円すい状(じょう)の花序(かじょ)をつくる。心材(しんざい)は淡黄(たんこう)色から褐色(かっしょく)で質(しつ)がち密(みつ)でよい香(かお)りがあるため,仏像(ぶつぞう)や美術工芸(びじゅつこうげい)品・細工物の用材(ようざい)として重要(じゅうよう)。また,材(ざい)から白(びゃく)だん油をとり,香水(こうすい)・せっけん・化粧(けしょう)品などに利用(りよう)する。高さ:3〜10m。原産(げんさん)地:東南アジア。(被子植物(ひししょくぶつ) ビャクダン目(もく) ビャクダン科(か))コーチ 「せんだんは,ふた葉よりかんばし」のセンダンは,この植物である。