ひょうぶしょう【兵部省】 (1)古代,律令官制(りつりょうかんせい)の八省(はっしょう)の1つ。太政官(だいじょうかん)に属(ぞく)し,武官(ぶかん)の勤務評定(きんむひょうてい)・採用(さいよう)・昇任(しょうにん)などの人事,および兵器(へいき)・城(しろ)・烽火(ほうか)などの統轄(とうかつ)をした。(2)明治初年(めいじしょねん)(1869年)におかれた軍務(ぐんむ)全体をあずかる機関(きかん)。陸海軍(りくかいぐん)・軍備(ぐんび)・兵(へい)学校のことなどを統轄(とうかつ)したが,1872(明治(めいじ)5)年に廃止(はいし)。陸軍省(りくぐんしょう)・海軍省(かいぐんしょう)があらたに設置(せっち)された。