ファラデー(マイケル=) (1791〜1867)イギリスの物理学者・化学者。1821年電気の流れている針金(はりがね)を磁石(じしゃく)のまわりに回転させることに成功(せいこう)。つづいて塩素(えんそ)を液体(えきたい)にかえることやベンゼンの発見など,すぐれた業績(ぎょうせき)をあげた。最大(さいだい)の業績(ぎょうせき)は1831年の電磁誘導(でんじゆうどう)の発見で,電磁気(でんじき)学の基礎(きそ)をきずいた。1833年には電気分解(ぶんかい)によってできる物質(ぶっしつ)の量(りょう)について「ファラデーの法則(ほうそく)」を発見,さらに光と磁気(じき)との関係(かんけい)を示(しめ)す「ファラデーの効果(こうか)」,反磁性(はんじせい)の発見などの業績(ぎょうせき)ものこした。◇講演(こうえん)を集めた『ろうそくの科学』は,今も広く読まれている。