フィールズしょう【フィールズ賞】 国際(こくさい)数学者会議(かいぎ)(略称(りゃくしょう)ICM,世界大戦(たいせん)中を別(べつ)として,4年に1度開催(かいさい)される)において,「過去(かこ)の業績(ぎょうせき)をたたえ,将来(しょうらい)の発展(はってん)を激励(げきれい)する」趣旨(しゅし)のもとに,きわだった業績(ぎょうせき)をあげた若(わか)い数学者(40歳(さい)まで)に授与(じゅよ)される賞(しょう)。第7回ICM開催(かいさい)に尽力(じんりょく)したカナダのフィールズによって提唱(ていしょう)され,1932年,第9回ICMから始められた。数学のノーベル賞(しょう)ともいわれ,数学者に対する最高(さいこう)の国際的栄誉(こくさいてきえいよ)。◇日本では1954年に小平邦彦(こだいらくにひこ),1970年に広中平祐(ひろなかへいすけ),1990年に森重文(もりしげふみ)が受賞(じゅしょう)している。