フェーリングえき【フェーリング液】 糖類(とうるい)の検出(けんしゅつ)や定量試験(ていりょうしけん)に用いられるアルカリ性(せい)の硫酸銅(りゅうさんどう)(Ⅱ)溶液(ようえき)。液(えき)中に銅(どう)(Ⅱ)イオンが錯(さく)化合物として存在(そんざい)しているが,還元(かんげん)性(せい)の有機(ゆうき)化合物と反応(はんのう)すると,酸化銅(さんかどう)(Ⅰ)Cu2Oの赤色沈殿(ちんでん)を生ずる。コーチ フェーリング液(えき)は,第1液(えき)(結晶硫酸銅(けっしょうりゅうさんどう)69.3gを水にとかして1Lにする)と第2液(えき)(酒石酸(しゅせきさん)カリウムナトリウム346gと水酸化(すいさんか)ナトリウム100gとを水にとかして1Lとする)を別々(べつべつ)につくって保存(ほぞん)し,使用時に両液(りょうえき)を等容積(とうようせき)ずつとって混合(こんごう)する。