フォード(ヘンリー=) (1863〜1947)アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の事業家。機械職人(きかいしょくにん)から身をおこし,ガソリンで動く自動車を製作(せいさく),1903年フォード自動車会社を設立(せつりつ)した。一定の規格(きかく)の部品を大量(たいりょう)に製造(せいぞう)し,流れ作業によってそれらを組み立てる方法(ほうほう)をとりいれて,安価(あんか)な自動車の大量生産(たいりょうせいさん)をめざした。こうして年産(ねんさん)180万台もの自動車を生産(せいさん)するようになり,「自動車王」とよばれた。また,産業(さんぎょう)の合理化をはかり,1日8時間労働(ろうどう)を実施(じっし)した。