品詞の1つ。自立語で活用がなく,主として用言を修飾して連用修飾語となる。また,ときには名詞や他の副詞を修飾する。
副詞の種類
副詞はそのはたらき方によって3種類に大別できる。
(1)状態の副詞…どんなようすかを示し,主として動詞を修飾する。
用例
「きっぱり・こっそり・にっこり」など。
(2)程度の副詞…動作や状態がどの程度かを示す。すべての用言,また副詞・体言を修飾する。
用例
「たいへん・ちょっと・やや・きわめて」など。
(3)陳述の副詞…下の語に特別ないい方を要求する。叙述の副詞・述べ方の副詞・呼応の副詞ともいう。
用例
「決して・おそらく・どうして・少しも」など。
◇状態の副詞のなかで,動作・状態などを示す「ああ(言う)・どう(する)」などを「指示の副詞」として区別することもある。