*ふじのきこふん【藤ノ木古墳】 奈良(なら)県斑鳩(いかるが)町法隆寺(ほうりゅうじ)の南西にある,6世紀(せいき)後半につくられた円墳(えんぷん)。巨大(きょだい)な横穴(よこあな)式石室内の家形石棺(せっかん)には玉纒太刀(たままきのたち)・金銅製(こんどうせい)の冠(かんむり)と履(くつ)・銅鏡(どうきょう)・玉類(るい)などとともに人骨(じんこつ)2体がおさめられていた。棺外(かんがい)には,きわめて精巧(せいこう)な鞍金具(くらかなぐ)をはじめとする馬具・武器(ぶき)・武具(ぶぐ)などが多数副葬(ふくそう)されていた。コーチ これらの副葬(ふくそう)品は,被葬(ひそう)者の身分の高さと大陸(たいりく)とのつながりをうかがわせる。