ふじわらきょう【藤原京】 7世紀(せいき)の末(すえ)(694年),飛鳥(あすか)地方(奈良盆地(ならぼんち)の南部)の藤原(ふじわら)の地に造営(ぞうえい)された都。天武天皇(てんむてんのう)のあとを受けた持統天皇(じとうてんのう)が,天皇(てんのう)の権力(けんりょく)をいっそう強めようとして,大和(やまと)三山(天香久山(あまのかぐやま)・耳成山(みみなしやま)・畝傍山(うねびやま))にかこまれた地に造営(ぞうえい)した。中国(唐(とう))の都をまねた大規模(きぼ)なもので,以後(いご),文武(もんむ)・元明(げんめい)の3代の天皇(てんのう)の都として20年近くさかえた。◇宮跡(きゅうせき)は特別(とくべつ)史跡(しせき)。 交通 近鉄橿原(きんてつかしはら)線畝傍御陵前(うねびごりょうまえ)駅から徒歩(とほ)20分。