*ふじわらし【藤原氏】 (1)古代の日本で最大(さいだい)の力をふるった貴族(きぞく)。大化(たいか)の改新(かいしん)に手がらのあった中臣(なかとみの)(藤原(ふじわらの))鎌足(かまたり)に始まる。奈良(なら)時代に勢力(せいりょく)をのばし,平安時代に他氏(たし)をおさえて政権(せいけん)を独占(どくせん)し,摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)をはじめ朝廷(ちょうてい)の重い官職(かんしょく)を一族でしめた。道長(みちなが)のとき勢(いきお)いは頂点(ちょうてん)に達(たっ)した。摂関政治(せっかんせいじ)(2)平安時代末期(まっき),奥羽(おうう)(東北)地方を支配(しはい)した豪族(ごうぞく)。奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)ともいう。⇒奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)