ふじわらのいえたか【藤原家隆】 (1158〜1237)鎌倉(かまくら)時代前期の歌人。『新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)』の撰者(せんじゃ)の1人で,同集の代表的(てき)歌人。「かりゅう」ともいう。藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)に学び,藤原定家(ふじわらのていか)とならび称(しょう)された。清澄(せいちょう)でのびやかな歌風である。◇「風そよぐならの小川の夕暮(ゆうぐれ)は みそぎぞ夏のしるしなりける」