ふじわらのたかのぶ【藤原隆信】 (1142〜1205)平安時代末期(まっき),鎌倉(かまくら)時代初期(しょき)の歌人・画家。家集(いえのしゅう)に『藤原隆信朝臣集(ふじわらのたかのぶあそんしゅう)』がある。画家としては人物の写実描写(びょうしゃ)にすぐれ,似絵(にせえ)とよばれる新しい肖像(しょうぞう)画様式を確立(かくりつ)。神護寺(じんごじ)につたわる平重盛(たいらのしげもり)・源頼朝(みなもとのよりとも)・藤原光能像(ふじわらのみつよしぞう)はかれの筆とされる。