ふじわらのみちつなのはは【藤原道綱母】 (936?〜995)平安時代中期の歌人。藤原倫寧(ふじわらのともやす)のむすめ。藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の妻(つま)となって道綱(みちつな)を生んだ。兼家(かねいえ)との結婚(けっこん)生活をつづった『蜻蛉日記(かげろうにっき)』の著者(ちょしゃ)として名高い。『更級日記(さらしなにっき)』の作者の菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)は,かの女のめいにあたる。◇「なげきつつひとりぬる夜のあくるまは いかに久(ひさ)しきものとかは知る」