ヒマラヤ山脈東部にある内陸国。政体は君主制で,元首は国王。首都ティンプー。国土のほとんどが標高2000m以上の山地で,雨が多く,森林面積が広い。住民は河谷を中心に居住し,米・小麦・大麦・アワ・トウモロコシ・果樹などを栽培し,高地ではヤクや羊の放牧が行われる。石灰石・石コウなどが豊富。17世紀に統一され,1907年王国となった。面積:3.8万km2,人口:73万。
国名の由来
サンスクリット語で,チベットの端という意味。
国旗の由来
黄色は王の力,濃いオレンジは仏教の信仰を表す。中央には中国古来のしきたりによる王の権威のシンボルである玉をいだいた竜が配されている。