シャカ(紀元前5世紀)がおこした宗教。世界3大宗教の1つ。教学発展途上,上座部仏教と大乗仏教に分かれ,前者は南インドからインドシナ半島に,後者は中国から日本に広められ,仏教文化圏を形成。今日,仏教徒の多い国は,スリランカ・ミャンマー・カンボジア・日本など。
大乗仏教
シャカの死後100年ほどで,出家した僧だけでなく,ふつうの人もすくうことをめざす考えがあらわれ,自分たちの立場を「大きな乗りもの(大乗)」とした。この考え方が大乗仏教で,おもに北方をへて中国や日本につたわった。
上座部仏教
これに対して,出家して僧侶としての修行をすることを重視する考え方の仏教は,上座部仏教とよばれ,南インドから東南アジアへつたわった。
コーチ
仏教は,わが国には538年(一説には552年),百済をへて伝来した。