ふっこうきほんほう【復興基本法】

2011（平成(へいせい）23）年3月の東日本大震災(だいしんさい）をうけて，同年6月24日に公布(こうふ）・施行(しこう）された，震災(しんさい）からの復興(ふっこう）のための基本理念(きほんりねん）と施策(しさく）を定めた法律(ほうりつ）。正式には東日本大震災復興基本法(だいしんさいふっこうきほんほう）。復旧(ふっきゅう）にとどまらず21世紀(せいき）の日本のあるべき姿(すがた）を目ざす復興(ふっこう）とそのための国と地方公共団体(こうきょうだんたい）の責務(せきむ），国民(こくみん）の努力(どりょく）を基本方針(きほんほうしん）として，東日本大震災復興対策(だいしんさいふっこうたいさく）本部・現地対策(げんちたいさく）本部・復興構想会議(ふっこうこうそうかいぎ）を設置(せっち）して対応(たいおう）に当たるとともに，復興債(ふっこうさい）の発行をはじめとする資金(しきん）の確保(かくほ），復興特別区域制度(ふっこうとくべつくいきせいど）の整備(せいび），さらに復興庁(ふっこうちょう）の設置(せっち）などを施策(しさく）として定めている。今後はこの法律(ほうりつ）を基本的(きほんてき）なよりどころとして，大震災(だいしんさい）からの復興(ふっこう）のさまざまな政策(せいさく）が実施(じっし）されていくことになる。