物質の状態には固体・液体・気体があり,これを物質の三態という。状態の変化は圧力や温度をかえることによりおこることが多い。たとえば水(液体)の場合は,1気圧(約1013hPa)において,0℃以下では氷(固体),100℃以上では水蒸気(気体)になる。
固体の状態
固体の状態(結晶の場合)は,分子やイオンや原子などの粒子が規則正しく,密接につながりあい,粒子は一定の位置で振動している。このため,固体はいつまでもその形をたもつ性質がある。
液体の状態
液体を構成する粒子は密集しているが,粒子の振動が固体にくらべてはげしく,たがいにその位置をかえることができる。このため,液体は流動性(流れる性質)をもっている。
気体の状態
気体を構成する粒子は,運動がはげしく,粒子がたがいにはなれてばらばらに運動している。このため,気体は形や大きさを自由にかえることができる。