2012(平成24)年度から中学校1・2年生男女の授業に武道(柔道・剣道・弓道・空手・すもう,地域・学校によってはなぎなた)を必修科目としてとりいれること。2006(平成18)年の自民党・安倍晋三政権が「伝統と文化の尊重」をうたい教育基本法を改正したことによって実施が決まり,2008年の新学習指導要領にもりこまれた。2009年度からの移行期間をへて2012年必修化。指導や用具の関係上,柔道をとりいれる中学校が大多数をしめているのが現状だが,移行期間中に生徒のけがや死亡事故が多発しており,指導方法の見直しや指導課程の再検討が行われている。