食料の輸送が環境にどのくらい影響を与えるかを示す数値。単位はt・km。ある食料の重量(t)に,その食料が生産地から消費地に運ばれるまでの距離(km)をかけた数値。生産地と消費地の距離が長いほど,また,重量が重いほど数値が大きくなり,輸送のための燃料の消費量と二酸化炭素の排出量が多く,環境への負荷が大きいことを表す。日本は食料自給率が低く,食料の多くを輸入にたよっているため,世界でも特にフードマイレージが高い。これを改善するためには,食料自給率を高めるとともに,「地産地消」を推進することが有効とされる。