プノンペン カンボジアの首都。同国中南部,メコン川とトンレサップ川の合流点にある。メコン川河口(かこう)より300km上流にあるが,8000トン級の外洋船がさかのぼることができ,コンポンソム港ができるまでは,この国でただ1つの貿易(ぼうえき)港だった。かつては人口も250万を数え,政治(せいじ)・経済(けいざい)・文化の中心地としてさかえたが,1970年代後半,ポル=ポト政権(せいけん)下で住民(じゅうみん)が農村へ強制移住(きょうせいいじゅう)させられて人口が減(へ)った。現在(げんざい)は住民(じゅうみん)が帰ってきている。人口:70万。