ふほんせん【富本銭】 7世紀(せいき)後半に日本でつくられた貨幣(かへい)。奈良(なら)県明日香(あすか)村の飛鳥池遺跡(あすかいけいせき)から1997年以降(いこう)33枚(まい)の銅銭(どうせん)が発見された。円形で中央に四角い穴(あな)があり,その上に「富」下に「本」の字がきざまれている。◇富本銭(ふほんせん)は,日本で最(もっと)も古い貨幣(かへい)とされていた和同開珎(わどうかいちん)(708年)より古い687年ごろにつくられている。