ブユ【<蚋>】 ハエ目 ブユ科の昆虫(こんちゅう)の総称(そうしょう)。雌(めす)の成虫(せいちゅう)は血をすう。清流の草や岩の上に産卵(さんらん)し,幼虫(ようちゅう)は水中の草や岩に着いて,流れに向かって立つようなかっこうをし,流れてくる藻類(そうるい)などを食べて育つ。山地の谷川に多く発生するが,山ろくの人家近くの小川にも多く,しつこく人をおそって血をすう。ブト・ブヨともよばれる。