*ふようぎむ【扶養義務】 法律(ほうりつ)上,一定の親族の間にみとめられている生活保障(ほしょう)の義務(ぎむ)。扶養義務(ふようぎむ)は,その性質(せいしつ)から生活保持義務(ほじぎむ)と生活扶助義務(ふじょぎむ)に区別(くべつ)される。生活保持義務(ほじぎむ)は,親と未成年(みせいねん)の子,夫婦(ふうふ)間の扶養義務(ふようぎむ)のように,義務(ぎむ)の程度(ていど)が強いものをいう。生活扶助義務(ふじょぎむ)は,親子以外(いがい)の直系(ちょっけい)血族,兄弟姉妹,3親等内の親族間の扶養義務(ふようぎむ)のように,扶養(ふよう)する側(がわ)に生活に余裕(よゆう)があり,かつ,相手方が強くそれを必要(ひつよう)としている場合にかぎられるものをいう。