ブラック(ジョーゼフ=) (1728〜1799)炭酸(たんさん)ガスを発見したイギリスの化学者・物理学者・医学者。1754年,学位論文(がくいろんぶん)のための研究中,炭酸(たんさん)マグネシウムや炭酸(たんさん)カルシウムがアルカリと炭酸(たんさん)ガスの結合(けつごう)物であることを発見した。そのほか,物質(ぶっしつ)には固有(こゆう)の比熱(ひねつ)があることや,氷と水の状態変化(じょうたいへんか)や,水と水蒸気(すいじょうき)の状態変化(じょうたいへんか)のときに熱(ねつ)の出入りがあることを確認(かくにん)した。◇かれは,状態(じょうたい)の変化(へんか)のときの熱(ねつ)を潜熱(せんねつ)と名づけた。