プラトン (紀元(きげん)前427?〜前347)古代ギリシャの哲学(てつがく)者。ペロポネソス戦争(せんそう)の混乱(こんらん)のなかで成長(せいちょう)し,ソクラテスに学んだ。師(し)の刑死(けいし)で民主政治(みんしゅせいじ)に失望(しつぼう)し,『国家』を書いて哲人政治(てつじんせいじ)の理想を説(と)いた。イデア(事物の本質(ほんしつ)で永遠不滅(えいえんふめつ)の存在(そんざい))について深く考え,のちのヨーロッパの哲学(てつがく)の大もとをうちたてたとされる。コーチ アテネ郊外(こうがい)に学園アカデメイアを建設(けんせつ)し,アリストテレスなどの弟子を教えた。